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NHK FMミュージックスクエアの思い出
 大学のときの友達と会ったとき、彼が何気に言った一言は「毎朝ラジオを聴いている」ということだった。通勤ラッシュをさけてゆっくり新聞を読みたいから、という理由のため夜明けとどちらが早いかくらいの勢いで出社する彼の通勤のお供がラジオなのだという。

わたしもラジオと縁遠くなってずいぶん経つ。高校生のときは毎日ラジオを聴きながら宿題をやったりしていた。ちょうどNHK FMのミュージックスクエアという番組が平日21時から22時半頃までやっていて、中村貴子さんというDJのあたたかい語り口がよかった。このミュージックスクエアのいいところは、邦楽オンリーだがすべてフルコーラスで流してくれるので、金がない高校生のわたしは好きな曲がかかるのを待って、カセットによく録音していた。自分のためでもあるし、当時吹奏楽部に加えて放送部にも入っていたのでその音源としても大活躍していた。予算がないため、部員の自力による音源確保により成り立っている部だった。

ミュージックスクエアがあるから出会ったミュージシャンは数知れず、というよりもわたしがCDを持っている邦楽ミュージシャンの大多数だといってよい。ホフディランなんて最たるもので、『キミのカオ』が1997年4月のオープニングテーマだったような気がする。その後従妹にもホフディランを紹介(というか無理矢理聴かせた)し、従妹とわたしの父、妹と4人でその夏、小さな野外イベントでホフディランを観た。イベントは山崎まさよし、サニーデイ・サービス、thee michelle gun elephantといった今から思えばすごいメンツだったが、彼らを初めて知ったのもすべてミュージックスクエアのおかげである。

月曜から木曜までは有名無名に関わらず新譜を中心とした音楽の紹介に加え、毎日日替わりでミュージシャンがゲストとして20分程登場していた。ゲストはミスチルやスピッツ、イエモン等がアルバムを出した直後の場合は、4日連続ということもあった。ゲストはそういった大物以外でも、前出のホフディラン等デビューしたての売り出し中のミュージシャンも数多く出演しており、素人から玄人まで楽しめる構成になっていた。今思えばあの頃は、音楽業界が儲かっていたから、いろんないいミュージシャンがデビューできた時期であの番組はいいプロモーションの場だったのだろう。なお、金曜日はリスナーのリクエストを中心とした番組独自のランキングだった。

中村貴子さんはわたしが高校を卒業するのと時を同じくして、2000年3月に当番組を卒業した。わたしも不規則な生活の大学生になり、しかも大阪に引っ越したためfm802のお世話になることも多くNHK FMはあまり聴くことがなくなった。その後何度かミュージックスクエアを聴くことがあったが、やっぱり中村貴子じゃないとおもしろくなかったと思ったのも大きな理由だ。

今後あれだけ一つの番組を生活の一部として聴くことはもうないだろう。
| hammer | コラムス | 22:16 | comments(3) | - | - | - |
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>まさ
AMしか入らないとは。わたしは残業しながらFM YOKOHAMAを聴いています。

>gouさん
ホフ好きがいてちょっとうれしいです。いい番組でしたね。
| hammer | 2012/04/19 10:44 PM |
ミュージックスクエアもホフも大好きでした。
録音してまで毎日聴いてましたよ。
| gou | 2012/04/17 9:04 PM |
ちなみに会社の車、軽自動車でAMしか入らへんのが辛い。確かに『笑い』はあるが、曲が演歌やとちと昼からは気分が滅入るかな!!

ま、これからもラジオ命で。また帰省の時には、色々と語ろう。
| まさ | 2012/04/12 7:19 PM |