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星文昭〜星ノ幻奏歌〜&椎名林檎〜 (生)林檎博'08 〜10周年記念祭〜 〜
星ノ幻奏歌
日時:2008年11月29日(土)19:00〜
場所:新宿SACT!

(生)林檎博'08 〜10周年記念祭〜
日時:2008年11月30日(日)16:00〜
場所:さいたまスーパーアリーナ

星文昭と椎名林檎という、個性も知名度も(失礼)全く異なる二人のミュージシャンだが、この二人の共通点は今年11月に30歳を迎えたということだ。その二人の単独ライブが偶然その11月に行われ、拝見する機会に恵まれた。場所の規模もやり方(星文昭の弾き語りに対して椎名林檎はバンド及びオーケストラ、ダンサー達を率いたかなり大掛かりなセット)も対照的だったが、自分達が作り上げてきた音楽や、それを作り上げるまでにいたる過程で出会った人たちや楽器、音楽への偉大なリスペクトを感じさせると言う点においては、両者とも拮抗していたと思う。

星文昭について言えば、特に彼が育て上げてきたそのギター達への深い愛情が感じられた。丸い音がほしいときはこちら、尖った音がほしいときはこちらと曲によってギターを使い分けていたが、ギター1本1本の持ち味をどうすれば生かせるか、常日頃から愛娘ともいえるギター達を手塩に掛けて育てている彼の姿が目に浮かぶようだった。その音一つ一つはを単なる既製品ではなく、自ら毎日メンテナンスをし改良を加えている彼の努力の賜物なのであろう。彼のギターは幸せ者である。

椎名林檎のパフォーマンスからは彼女をこれまで育ててきた音楽全てが見えるようだった。彼女はJ-POP、90年代ロック、クラシックと自分の感性にあわせてジャンル関係なく聴き続けてきたのだろう。いい言葉が思いつかないが、彼女の音楽自体も音楽としての完成度はかなり高いと思うが、彼女自身はおそらく、「それ以上に自分を育ててきた音楽が偉大だ」と考えているのだろう。ステージの上で彼女が音楽と向き合う姿は、実に謙虚であり、リスナーである私たちとの温度差を感じさせなかった。

前述したように、全くタイプの異なる二人だが楽器や音楽への愛情を正直に、ダイレクトに私たちへ届けてくれる。歌が上手いとか、曲がいいとか、パフォーマンスがおもしろいとか、それらが彼らのよさではない。(それらは当然のこととして、)自らの「思い」をかっこつけずに包み隠さず、伝えようとする姿が彼らの音楽とリンクし、私たちに感銘を与えてくれるのである。

11月最後の週末に非常にいいものを見せていただいた。今年一番密度の濃い週末だった。
| hammer | ライブレポ-邦楽 | 13:42 | comments(0) | - | - | - |
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