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steal a person’s heart/EGO-WRAPPIN' 2013・日
邦楽ミュージシャンでは誰が好きかと聴かれたら、スピッツ以外で確実に名前を挙げるのがEGO-WRAPPIN'である。ただ、フジでは度々お目にかかることはあったが、一度も単独公演に行ったことはない。

新作が出たら必ずチェックしているのだが、だいたいパターンが決まっている。一言で言うと、派手か地味か、とはっきりしている。2作単位で似た系統のカラーのアルバムを作り、変わる。本アルバムを聴いてみたが、ゆったりまったりの「地味アルバム」だ。もう10年も前になるが『サイコアナルシス』のようなテンションの曲が好きな人には合わないだろう。わたしも嫌いではないのだが、耳に残らない。

前々作から前作とテンション自体がゆるやかな下降線をたどってきたので、次は明るいアルバムになるのではないかと思っている。中納良恵は以前ソロアルバムをリリースしたのだが、それは本当に暗かったと思う。彼女の個性をうまく引き出したり、世界を広げたりするにはやはり相方の存在は大きいのかもしれない。

褒めてるのかけなしてるのか全くわからなくなって来たが、とりあえず今年のフジロックにもEGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXXとして出演してくれるようなので楽しみ。


推薦者:hammer

| hammer | ディスクレビュー-洋楽E | 22:38 | comments(0) | - | - | - |
Kill The Last Romantic/EASYWORLD 2004・英
いつから追いかけてきたろうか。思えば、2001年にFiercepandから発表された「...better ways to self destruct」に出会って以来、三年間ずっとこのバンドを追いかけてる。このファースト・ミニ・アルバムに収録されていた100weightは衝撃的だった。切れ味のあるギター、女性ように高音のボーカル。すさまじくエモーショナルでありながら、静かなハーモニーに支えられている。NMEもケラングも大いに評価してくれない。かまわない。だってイージーワールドは最高なんだから。 

さて、アルバムは2002年に発表したファーストとはまったく違うスタイルを掲げている。ファーストはミニ・アルバムの楽曲を再レコーディングした曲がメインになっていて、サウンドもパワーポップ的なアプローチをしていた。しかし、セカンドは先行シングルtil the dayに見られるようなバラードを中心においた作品になっている。無論、三人のメンバーも変わらず、さらにテクニックの上達したプレイで痺れさせてくれる。

そして、今作のコンセプトは『ロマンスを殺した男女の関係』だ。ロマンスを殺すことは感情的なものではないということ。つまり純粋な愛の姿を語っていると思う。『下手なロマンスなんていらないから、僕の所へ帰ってきてくれ』そう切なく歌声は語る。成長したイージーワールドの姿は人間の本質にそっと囁いてくるのだ。なおライブCDが付いてくる。お早めに御購入を。名作です。


推薦者:めぐめぐ氏
| hammer | ディスクレビュー-洋楽E | 15:12 | comments(0) | - | - | - |
Fire/ELECTRIC SIX 2003・米
デトロイト出身、ガツンガツンのロックンローラー、エレクトリック・シックスのデビューアルバム「ファイア」は文句なしの「ロックン・ロール・アルバム」。ぶっ飛んだ歌詞も面白いが、なにより分厚くて、ハード・エッジなサウンドが「ロック」の王道を突っ走っているのである。なぜか軍服を着るボーカル。クレイジー・ケンバンドの面々並みに「渋い」ギタリストたち。パロディありありのバンドなのである。最近、メンバー脱退が相次いだが、ツアーも絶好調なようだ。ライブにいってみたいバンドの一つだ!とにかくサウンドはシンプル イズ ベスト!である。

推薦者:めぐめぐ氏
| hammer | ディスクレビュー-洋楽E | 16:53 | comments(0) | - | - | - |
American Adventure/ELECTRIC SOFT PARADE 2003・英
デビュー・アルバムから早二年、ブライトンの兄弟バンドのセカンドである。

前作あったオーバープロデュースな雰囲気は消え、彼らの「本質」が全面に出ている。短い楽曲、少ない曲数は個々を輝かせ、非常にアイデンティファイされている。舌足らずだったボーカルも一変、素晴らしいものになっている。「打ち込み」に頼るのではなく、イギリス・バンド独特のギター・サウンドが増えたが、二曲目「Bruxellisation」などDovesの「Words」の高回転させた曲のように聞こえる。総括して、彼らはまだイギリスでは中堅バンドだろうが、ミューズやミュージックなどと「イギリス産ロック」の代表格になることを期待させる作品である。  ファーストでがっかりした人、ぜひ聞いてもらいたい。 


推薦者:めぐめぐ氏
| hammer | ディスクレビュー-洋楽E | 16:41 | comments(0) | - | - | - |