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MICHEL CAMILO TRIO “THE BEST OF MICHEL CAMILO”
日時:2009年4月12日 19:00
場所:Blue Note Tokyo


楽しかった。たぶん私がこれまで観たライブの中でもベストアクトの部類に入ると思う。開演時間ギリギリに入ったのでCamiloの真後ろというステージ自体は全部観れない席ではあったが、かえってピアノプレイがばっちり見える場所だった。

予想していたよりも小太りでひょうきんな雰囲気のCamiloが登場。ステージまでの通路に近い観客と手をあわせあい、ステージへ小躍りした。ラテン系jazzミュージシャンの雰囲気を醸し出している。

Camiloは超絶ピアニストと言われるが、単なるテクだけではなく聴かせどころも聴かせるしメリハリのあるライブをする。他のメンバーを引き立てる場、またメンバー自身が引く場でもよくその役割を心得ていて前述のとおり実にメリハリがきいている。巧妙な駆け引きで観客の感情を操るのが上手い。あくまで音楽は楽しむもの、楽しませるものというスタンスは大事にしていて、MCや音楽以外のパフォーマンスではなく純粋に音楽だけで観客を魅了できるミュージシャンである。jazzの世界はそういうタイプではないと生き残れないのかもしれないが、彼のプレイは純粋なjazzファンだけではなくクラシックやロック等他のジャンルに重きを置くリスナーでも退屈させることはない。

あっという間の1時間半わたしもまだ1枚しか持っていないので、具体的なセットリストはわからなかったけど、それでも十分。個人的に"From Within'"が聴きたかったけどそれはなし。アンコールの後観客の拍手は15分くらい鳴り止むことがなく、(ロックミュージシャンならもう1回出てきてくれたりするが、)1回で終了。フロアの観客全員が余韻に浸っていた。

来てくれる訳はないと思うが、フジロックのオレンジコートで聴きたい。
| hammer | ライブレポ-洋楽 | 21:33 | comments(2) | - | - | - |
Oasis Japan Tour
日時:2009年3月29日(日)18:30〜
場所:幕張メッセ

oasisのライブはあんまり巧くない上にメッセの音響は極めてよくないので、実はあんまり期待しなかった。ただ新譜のライブが聴けたらいいなという気持ちで参加した。

感想としては音響とプレイはいい意味で期待を裏切ってくれた。メッセはサマソニのせいででひどい音響のイメージが強いがきちんと調整すれば、それなりの音が出ると言うのがわかった。(クリマンがいかに努力していないかもわかった。)プレイもノエルメインだったせいもあってか、巧かった。まあ難しいことをやらないバンドだから、音響さえよければそれなりの音にはなる。ただセットリストが過去のシングルメインで、がっかりだった。新作は賛否両論あるが聴きやすさは初期よりも落ちるとしても、全体を通じてある濃密さがツボだったので、もっと聴きたかったな。フジロックでの再来日を期待したいが、むしろフジで今回みたいなバランスのよいセットリストで、今回はマニアックでもよかったのではないか。

また、oasisが日本でも極めて高い人気を誇るバンドだということは改めて実感した。Don't Look〜は会場の大合唱だった。マイクなしであれだけ観衆が大声で歌えるのは他のバンドではまずない。本国のみならずここ日本での人気ぶりがわかった。個々のメンバーはノエルの一人勝ちか。元々だがリアムよりも明らかに歌がうまいしギターもいい。自分の音楽にあうギターをちゃんと選んでいる(もしくはギターを育てている)のが感じられる。ただギャラガー兄弟はいいが、ゲムやアンディの個性があまり出ていない。特にアンディは完全にサポートミュージシャンになっているのが残念。新しいドラマーは音に深みもあってよかった。

oasisは極めてオーソドックスなライブをする。飛び抜けたパフォーマンスもないし、演出もない。MCも少ない。以前見たときよりはプロ意識というか、きっちり仕事をするという感じはする。大人になったということか。90年代出身のミュージシャン達は活動休止や解散、サイドプロジェクトやソロプロジェクトを行い、その殆どは成功しているとは言い難い。たぶんoasisはいやギャラガー兄弟は今後もこんな形でoasisに軸足をおきながらライブを続けていくのだろう。もしかしたらノエルはプロデュースにも力をいれていくかもしれないが、今の基本スタンスは変わらないと思うし、そうあってほしい。
| hammer | ライブレポ-洋楽 | 20:24 | comments(2) | - | - | - |
BECK JAPAN TOUR
日時:2009年3月26日(木)19:00
場所:Zepp Tokyo

考えてみれば、わたしは2001年以来BECKが来日するたびに観ている。フェスも含めると一番観ているミュージシャンかもしれない。そんなBECKの再来日だが、まずはBECKも老けたなあと思った。(サイドの髪だけがやたら長い、ちょっと変なヘアスタイルは別にして。)彼は70年生まれの38歳。立派なアラフォーだから当たり前だが、いつにも増して疲労しているように見受けられた。実際BECK自身も「今までと同じような音楽へのアプローチはできない。ライブは1時間半以上やらないようにしている」とのことなので、年齢ややりたいことの兼ね合いで大なり小なり影響しているのだろうが、それがプラスよりもマイナスの色が強いような気がして、心配だ。

今回のセットリストは『Modern Guilt』半分、各アルバムの代表曲半分という感じか。あと新曲(もしくは未発表曲)も1曲あった。パフォーマンスは踊り狂うことも前回の単独来日時のようにフィギュアを用いるような工夫もなく、プレーンなライブセットだった。ただ演奏は今まで一番よかったと思う。Zepp Tokyoの音響は極めて悪いが、プレイはそれに負けることなくできていたと思う。

ライブメンバーはツアー単位で変わるらしいが、今回はBECK+Guitar、Bass、Dr、Key&Programmingという最低限の構成。一人一人が上手いが、かっちりしすぎず程よい抜け感があっていい意味でのユルさがあった。ただ今回のライブが本ツアー自体の最終回ということもあり、若干ダレ感が否めなかったが、それでもばらばらにならず一体感があるところはさすが、BECKバンドという感じか。他のメンバーでは特にGuitarのJESSICA DOBSONのギター自体の演奏もさることながら、コーラスがいい。ルックスもちょっとミステリアスでクールだ。彼女自身もDEEP SEA DIVERというバンドをやっているらしいのでそちらもチェックしたい。

BECKは1994年のメジャーデビュー以来、2年に1枚のハイペースでリリースしてはライブをやりという生活を送っている。洋楽ミュージシャンに してはかなり多い方だ。ファンとしては常に新しい音源を得ることができて幸福なのだが、レコーディング、リリース、ツアーというスパンが非常に短くなるので、BECK自身の体力及び気力に限界が来るのではないかと恐れている。BECKはおそらく現在のソロアーティストで一番といってもいい程才能があるミュージシャンだと思うし、まだ彼がやりたい音楽もあるだろうしこれからも出てくると思っている。レコードレーベル・ゲフィンとの契約は完了したので、もっとマイペースに悠々自適な生活を送ってくれればいいのにと願う日々である。
| hammer | ライブレポ-洋楽 | 01:04 | comments(0) | - | - | - |
MySpace SECRET SHOWS JAPAN Vol.7 Lily Allen
日時:2009年2月25日(水)19:00
場所:代官山unit

ニューアルバムを聴くまでもなく、リリーちゃんがやってきた。歌がうまい訳でもないし、楽器ができるとかそういうのでもない。(ただし裏声はとてもきれいだ。)しかも彼女の場合は新しいことに挑戦するとかそういうことはあまりない。さらにいえば彼女の場合はキャラクターが音楽評前に先行してしまうが、「玄人のツボをわかった上で」、老若男女関係なく誰にでも聴きやすい音楽を生み出せるのが魅力だ。売れ線すぎずマニアックにならずというバランス感覚がすごい。

リリーのパフォーマンスは1時間程。1stからは3曲程で、大半は2ndからの曲だった。ステージのリリーはテンション高め。意味の分からないところで「きゃはは」と笑ってみせるのを見て、若いなあと思った。毒舌というのはもう周知の事実だが、インタビューでも自分の意思をはっきり言うしっかりした女の子という印象を持っていたが、同一人物なのだろうか。ジャンプしたり、酒を飲んだり、一つ一つのしぐさがかわいい。

元々デビュー当時から後輩や妹を見るような目で見てきたが、他のファンも同じような感じだった。これまでのライブも比較的アットホームな雰囲気だったが、音楽とこの日の彼女プロモーションの為の来日しかもsecret showというコアな集まりということもあり、いつも以上にアットホームというかかなりゆるいライブだった。彼女はきっとおばあちゃんになってもこういう風に周りを楽しませるミュージシャンになるのだろうな。

どうでもいいが、最後にやったのはなぜかBritney Spearsの『Womanizer』。もちろん違和感なし。ただどうでもいいけどこの曲自体がなぜかSohodolls『Stripper』に似ている。
| hammer | ライブレポ-洋楽 | 22:21 | comments(0) | - | - | - |
第一興商 カラオケ・パーティ featuring ゲスト:Kaiser Chiefs
第一興商 カラオケ・パーティ
日時:11月24日(月・祝)17:00開場 17:30開始 18:30終了
場所:八重洲 Hit studio 60's
ゲスト:Kaiser Chiefs

UK-JAPAN 2008プロジェクトよりお誘いいただいたイベントに遊びにいってきました。来日中のKaiser Chiefsとカラオケバトルをして見事Kaiser Chiefsに勝利した方へは、彼らのサイン入りUK-Japan 2008オリジナルTシャツをプレゼントしてもらえるとのこと。また、このカラオケ・パーティの模様は後日、MTVにてオンエアされるらしい。

おそらく全員がカラオケを行う訳ではないが、いざという時の為に前日に夫・bonnyとカラオケ屋で洋楽カラオケ予習。しかし当日歌うのはたった2人でしかも日本人は日本語の歌限定とのこと。予習した意味なし。。。

参加者が歌ったのは日本勢が男性がレミオロメン『粉雪』、女性が小林明子の『恋におちて』。KaiserはVoのRickyが『Last Chiristmas』、DrのNickが『A Hard Days Night』。Rickyの時だけマイクの調子がよくなくて、カラオケ採点による結果はイマイチだった。それが響いたのもあり、日本勢の圧勝。

ただたった2曲ずつというのがちょっと残念。もう2、3曲ずつやれば盛り上がるかもしれないのに。日本代表のお二方もまじめな感じだったから、あと1人くらいは歌は下手でも面白いパフォーマンスする人がいればもっと盛り上がっただろうな。あと選曲もせっかくだからビートルズとかじゃなくてすご〜くマニアックな選曲とか邦楽なら今話題のTK音楽とかだったら、違った盛り上がりがあったかもしれない。

会場自体の箱は100人くらいで皆が見やすい感じでよかったと思うけど、MTVでオンエアされるんならどうせなら参加者は10人限定とかにして、我々が普段行くサイズのカラオケボックスで真剣対決とかやればもっとおもしろかったはず。そういう企画なら絶対行きたい。



ただわたしはこれまでKaiser Chiefsの音をきちんと聴いたことがなかったけど、事前にMyspaceで視聴してアルバムをちゃんと聴いてみようという気になった。夏のフェスで聴きたい音。マイクの調子は良くなかったけど、Rickyはよく通る声をしていたし、コーラスとかもいい感じなのかも。本国ではスゴい人気のはずなのに、なぜ日本で評価されないのだろう。そんなにニッチなサウンドでもないのに。どうでもいいが、ステージではNickの鮮やかな黄色のVネックのセーターがすごく印象的だった。いい色。

今回の一番大きな収穫は、このパーティの後にあった。会場でoasis tourのホームパーティで知り合ったMさんと再会できてしかもそのお友達の方ともいろいろおしゃべりをして楽しい時間が過ごせた。皆さんUKロック好きの方ばかりでUKロック中心に音楽談義に花が咲いた。もちろん単にKaiserのパーティで楽しむというのもいいけど、こういうface to faceの交流が実は一番貴重だと思う。こういう機会を与えてくれたUK-JAPAN2008とKaiser Chiefsに謝々。




| hammer | ライブレポ-洋楽 | 23:40 | comments(0) | - | - | - |
SCISSOR SISTERS JAPAN TOUR 2007
日時:2007年1月27日(土)
場所:横浜BLITZ

体調さえ悪くなければもっと楽しめたのにというのが悔やまれるが、それでも心温まるライブだった。生意気だがフジのときよりももっと彼らのことを知ることができたような気がする。楽しめなければ意味がないという彼らのモットーが感じられた。もともとミュージシャンというよりもパフォーマンス重視の生い立ちからして納得。ただもっとお祭りバンドかと思いきや、そうでもない。本気でお客さんを楽しませようと彼らが真剣であるということを感じた。単なる自己満足ではなく、完全にプロのお仕事を見せ付けられた気がした。とにかく1曲1曲が全力投球である。

音楽的には1st、2ndの曲を織り交ぜた構成。前半で2ndのポップさ全快ではじけ、後半はしっとり聴かせる曲もあり、アンコールで『I Don't Feel Like Dancin'』でまた盛り上げるといった結構ありきたりな構成ではあったが、ジェイクは常にステージを走り回っているのに呼吸が乱れることは全くなし。アナは結構達者な日本語を使い、駄洒落まで言う始末。日ごろのトレーニングと事前準備を怠らないのだなと脱帽。MCでファンレターを読み上げ涙を誘うが、笑いも忘れない。(本当か嘘かは知らないが、ファンレターの最後にP.S. I like Billy Joel,too.とあった。)

観客は日本人、外国人、男性、女性、大人、子どもと結構幅広かったがみんな会場を飛び跳ねていて楽しそうだった。シザシスのライブはシザシスのCDを聴いた事がない人でも楽しめる。ナイトクラブパーティーのようかと思ったが、かなり健全なライブだった。仮にディズニーランドでやっていてもおかしくないだろう。行かれた方もそうでない方も、次回の来日の際にはパーティ感覚で仲のいい友達をたくさん誘って行ってみては。

| hammer | ライブレポ-洋楽 | 21:24 | comments(0) | - | - | - |
THE KILLERS JAPAN TOUR 2007
日時:2007年1月13日(土)
場所:ZEPP TOKYO

ライブというより演奏会といった感じか。MCもほとんどなく曲名の紹介のみ。いきなり演奏が終わり、アンコール(しかも4曲くらいやった)。気がついたら終わってしまいましたという感じだった。演奏はさすがに上手かった。特にギターがいいと個人的に思う。ただZEPPの音響が悪すぎ。大阪はそうでもないが、何で東京はこんなに音響が悪いのだろう。

『SAM'S TOWN』の曲中心で、1曲目から表題曲『SAM'S TOWN』でテンションがあがる。シングル曲は前半に思いっきり固めていて、周りのテンションがあがるあがる。わたしは『SAM'S TOWN』しか聴いたことがないが、前作の『HOT FUSS』の曲もポップな感じがしてなかなかいい。

それにしてもあのMCのなさは何なのだろう。英語でもいいから話してくれればよかったのに。日本だからだろうか。どこの国でもそうなのだろうか。ライブに山あり谷ありメリハリがあればいいのだけど、そうでもないので、MCがないためちょっとだれてしまった感があり残念。

どうでもいいが隣の外人集団がなみなみと注がれたビールを飲んでいるのでかけられても困るのでずっと縮こまっていた。すごく疲れた。
| hammer | ライブレポ-洋楽 | 13:16 | comments(0) | - | - | - |
Lily Allen JAPAN TOUR
日時:2007年1月11日(木)
場所:渋谷クラブクアトロ

リリーちゃんに会いたいというその気持ちが天に通じたのか、仕事が早く終わり渋谷へ。音もだちのty01・さんとも初対面。思いのほか観客が少ないことに二人とも驚く。観客は意外とわたしよりも一回り以上上かと思われる男性が多いことにびっくり。若い女の子が多いのかなと思っていたがそうでもない。日本でのリリーの認知度の低さを感じる。

19時過ぎにバックバンドとともにリリー登場。写真で見るよりも太め。1曲目からいきなり『LDN』テンションがあがる。思ったよりも歌が上手い。バックバンドもギター、ベース、ドラム、キーボード、トランペット、トロンボーン、サックスと多彩。しかも曲ごとにトランペットをコルネットに、テナーサックスをバリトンサックスに持ちかえる等こだわりもあってセンスの良さを感じさせる。主役はリリーなのだが、演奏している彼らものびのびしていて楽しそうだ。リリーだけが目立つのではなく、一人ひとりの個性が尊重されていてとてもいい。新人なので曲が少なく1時間程度で終了。終わった後はリリーも他のミュージシャンも観客もみんな笑顔。

これほどまでにミュージシャンと観客の距離のなさを感じたのは初めて。会場のキャパシティやローファイサウンドもあるが、リリーの人柄によるものが大きいのだろう。イギリス本国の音楽シーンでは台風の目のごとく騒がれているリリーだが、若い女の子特有の何もないのに突然笑い始めたり、あくまでわたし達の身近にいる普通の女の子にすぎないと思った。これまでの女性ミュージシャンに「普通の女の子」はいなかったのが、彼女が注目される理由なのかもしれない。地に足が着いた普遍的な存在だと思う。

ty01・さんが言うように「ここまでアットホームなライブはない」と思う。彼女の音楽に興味がある人もない人も、友達と一緒に気軽に参加できるライブだ。時間とお金にちょっと余裕がある人はぜひ行ってみてほしい。
| hammer | ライブレポ-洋楽 | 13:05 | comments(0) | - | - | - |
GAN-BAN NIGHT SPECIAL feat. SPACE COWBOY
日時:2006年11月24日(金)
場所:ageHa@STUDIO COAST

久々にクラブイベントに出かけた。SPACE COWBOYに会うために。SPACE COWBOYもそうだがCAPTAIN FUNKら他のDJ陣もなかなかよかった。SPACE COWBOYことNick DrestiについてはDigital Rockのジャケはうそだろといいたくなる、実にジャケの5割増の体格だった。でもかえって彼の愛嬌、人の良さが増していた感じがした。終始笑顔で楽しそうだった。
運よく最前列で見ることが出来、彼が大量のレコードを準備している様子が見えた。当たり前のことなのだろうが、わたしにはまるで洗顔や歯磨きをしているのを見ているような気恥ずかしい気がした。
プレイ中は他のDJたちよりもずっと細切れに音楽をつないでいたので、常にせわしない動きをしていた。プロのDJというよりもおもちゃを操る子どものようでなぜかほほえましい。ヒット曲の『Talking in your sleep』『Running away』はもちろんのこと、Rinoceroseの『Bitch』等盛りだくさんのラインナップ。フロアいっぱいのオーディエンスに見守られ彼は本当に楽しそうだった。
遠くから見てみてもその体格だけではなくベテランDJとしての貫禄も感じられた。DJセットのある風景にぴったりとはまる、DJセットの前にSPACE COWBOYありといった感じだった。
いろいろ書いたが一番いえることは、踊るとか乗るとかそういう以前にほのぼのとしたライブだった。

ちなみに次回のGAN-BAN NIGHT SPECIALはRinoceroseがゲスト!!!何があってもいく。
| hammer | ライブレポ-洋楽 | 00:02 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
FIONA APPLE JAPAN TOUR2006
日時:2006年10月14日(土)
場所:東京国際フォーラム ホールC

事前に噂では聞いていたが、本当にすばらしいライブだった。東京国際フォーラム自体がロックミュージシャンのライブにふさわしいかといわれると首を傾げてしまうし、観客は誰も立たずに聴いている。ロックのライブというよりもFIONA APPLEという指揮者を中心としたクラシックのコンサートに来ているようだった。国際フォーラムの音響はかなりよくて彼女の声を高らかに響かせていた。その力強さは3階席にいたわたしを圧倒した。サポートミュージシャン達も超一流揃いだったが、彼らはFIONAを引き立てるものでしかなかった。
具体的にどの曲がというよりも、全ての曲において演奏者・指揮者・作曲家という彼女の多面的な才能を見せ付けられた。ハスキーで力強く太い声を奏でる演奏者、ステージの上でサポートミュージシャン達を操る指揮者、そして奏でられる全ての楽曲をつくりあげた作曲家という一人三役をみごとに演じきっていた。しかも彼女はまだ29歳というのが驚きだ。
この世界中に女性ミュージシャンは星の数ほどいるはずだ。しかし彼女と肩を並べることのできるミュージシャンはほとんどいないだろう。たとえ男性であってもそうかもしれない。彼女の中から溢れ出す才能を、音楽を、土石流や嵐の後の濁流のように彼女の中の混沌とした何かを、押しとどめることはきっと誰にもできないはずだから。

FIONAにとっては音楽は戦場だという。しかしこの世界は彼女を前にしたら平伏すしかない。
| hammer | ライブレポ-洋楽 | 22:53 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |