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ラプンツェル/Cocco 2000・日
声はどちらかというと澄んだ優しい声をしていて癒し系ともいわれるが、その歌詞からもわかる通り、はっきり言ってCoccoはリストカット系の痛い歌手だ。(どうでもいいがその部分に取り憑かれる信者のような人達もいて、そういう人はCocco以上に痛い。)ただこれまで耳障りのよい歌詞が当たり前だった、可愛くないとだめだった、日本の女性ミュージシャンの歴史を変えたという点では非常に大きく貢献していると思う。

先日のThe Culture Partyの女性ミュージシャン特集でいろいろ曲を選んでいたときに、日本のミュージシャンも聴いてみた。(結局使わなかったが)その中で久々にCoccoを聴いてみたが、わたし自身が彼女に持つ印象がこの10年で大きく変わったことについてびっくりした。狂気じみた歌よりもむしろ淡々と歌う歌の方が彼女にはマッチしていて素直に聴けた。例えば『ポロメリア』はおそらく恋人との別れを歌っているのだろうが、怒りや殺意よりも悲しみが強い。「悲しい」という言葉は一言も出てこないがかえって強く伝わる。

『ポロメリア』の収録されている、この『ラプンツェル』はCoccoの3枚目アルバムだが、先の2枚に比べて単なる狂気や苦しみをぶつけたというよりも音楽を作ったという色が濃いと思う。勢いをぶつけただけで終わっていない。野生児ではなくアーティストとしてのCoccoが垣間みれる一作。


推薦者:hammer
| hammer | ディスクレビュー-邦楽か行 | 00:06 | comments(0) | - | - | - |
鬣(たてがみ)/GO!GO!7188 2003・日
GO!GO!自体デビュー当初から知っているが実はあまり好きではなかった。コミックバンド的要素が強い学園バンド?という雰囲気をかもし出していた感があったと思う。(『ジェットにんじん』なんて遊び以外何者でもないだろと馬鹿にしていた。)ただ過去のオリジナルアルバムを聴くごとに演奏も上手くなっているし、音の幅も広がっているなと感じる。個人的に2枚目が1番好きだけど。

本作は3枚目のオリジナルアルバム。サウンド的に日本製ロックバンドという言葉がびったりだが、今回は「和」の」追求をテーマとしている部分もあるらしい。先行シングル『浮舟』のPVも凝っていてオススメ。歌詞は過去の作品よりも大人びて『大人のくすり』に代表されるように大人の世界を風刺しているようなものも多いなと思った。まだまだ成長期のバンドだと思うので、今後どういう風に成長していくか非常に楽しみ。

日本人のロックバンドでセックスアピールに頼ることなく男性バンドと張り合える女性中心バンドは非常に少ないと思う。そのあたりGO!GO!って成功してるよな。ちなみにわたしは女性が女性がと主張する某社○党党首のような女性が大嫌いです。


推薦者:hammer
| hammer | ディスクレビュー-邦楽か行 | 11:09 | comments(0) | - | - | - |
Root of my mind/コブクロ 2000・日
メジャーデビュー前の最後のアルバムです。

『桜』という曲を聴いてたらイントロから涙が出てきて、サビでは号泣・嗚咽してしまってどもこもなりません。おかげで今夜はもう眠れそうにありません。
最初流して聴いてたときは「あぁ〜いいメロディやねへぇ」くらいにしか思わんかったんやけど、今日初めてウチの中でしんみりした空気の中で一人で聴くとこりゃダメだってくらいに心の琴線をハジき回します。終わった恋と引きずったままの恋の中間でもがく男(多分)の歌、何か分かります。メロディが切なすぎて、そんな旋律にのって‘届かぬ思い’だの‘追いかけるだけの悲しみ’だのそんな言葉が出てきたらもぉ堪りません。音楽を聴いて嗚咽したのは初めてなんで、今軽くショックで軽くハイテンションです。

あと『赤い糸』。是非聴いて下さい。お願い!


推薦者:いっちゃん
| hammer | ディスクレビュー-邦楽か行 | 22:43 | comments(0) | - | - | - |