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Kings Of The World/FANCY 2007・仏
FANCYと言って沸き立つのは私の周りでは私だけであり、ほぼ無名に近いバンドである。(フジロックの3日のレッドマーキー 25:00〜出てました) ただ、rinoceroseの『Bitch』、Justiceの『D.A.N.C.E.』といった曲はみんな知っているはずである。VoのアフロのJessieはそれらの曲に参加し重要な役割を果たしている。

全員男性だがものすごく中性的な3人の繰り広げるFANCYワールド。Scissor Sistersとか好きな人はその外見や激しいパフォーマンスは気に入るかもしれない。ただ音については違っていて、彼らの音はポップなのだが、パンクだったりグラムチックだったり、適度なノスタルジー、80年代っぽいテイストを醸し出している。私にとってはかわいいバンド、である。でも今のシーンにおいて意外とそういうバンドはいない。

USにしては言うまでもなくUKも「正当派ギターロックバンド」もしくは「エレクトロじみたロックバンド」を量産しているだけで、新鮮味が感じられない。出てくるのは同じようなサウンドしかもライブもうまくなくてという感じで、新しいバンドさがしはやるだけ無駄なようにも思える。

そういうときにFANCYを聴くと元気になれる。こういうサウンドは今の時代には癒しだ。


推薦者:hammer
| hammer | ディスクレビュー-洋楽F | 10:27 | comments(0) | - | - | - |
Extraordinary Machine/FIONA APPLE 2005・米
特に日本人はそういう傾向があるが、人は自分が普通でないことを認めるのに勇気が必要なのだろうか。「特別」という言葉と「普通ではない」という言葉は似ているようで紙一重ではあるが異なる。FIONA APPLEのその類まれなる才能は我々にとって特別なものだが、独りよがりな危うさをもった特別であると思う。

人とうまくコミュニケーションをとれなかった彼女が大いなるコンプレックスを抱えていた仮定すると、これまで彼女は自分の作品について自信が持てなくなることは多々あったのではないだろうか。本当に自分が奏でている音楽は正しいものなのか、自分を守ってくれるものなのか、それを常に考えなくてはいけなかったのではないだろうか。

しかし人間開き直りというものによって、自分を強くすることが出来る。あえて3作目にあたる本作で自分を「普通ではない」といってしまうことで彼女はより一層強くなることができたのではないだろうか。今回の作品のFIONAはまるで小さな女の子のような一面を見せる。彼女の武装が少し緩む場面も見られる。辛いこともたくさんあるだろうが、3枚のアルバムを並べて聴いてみて、彼女の成長を感じることが出来これからも音楽を作り続けてほしいと思った。 


推薦者:hammer
| hammer | ディスクレビュー-洋楽F | 23:50 | comments(0) | - | - | - |
When The Pawn.../FIONA APPLE 1999・米
1999年といえば恐怖の大王が人類を滅亡に陥れるはずだった年だが結局何も起こらずに現在を迎えている。その年に世界一タイトルの長い(ギネス認定)ひとつのアルバムがリリースされた。FIONA APPLEの2ndである。

前作から重たさがとれポップになった感もある。曲の要所要所に遊びも見られる。ジャケットもだが歌詞カードの写真のFIONAからも笑顔が見えて彼女なりに自分の生き方をコントロールできるようになってきたのかなと思う。日本でもこのアルバムを機にブレイクし2000年には来日。

それにしてもなぜ日本のレコード会社はこのアルバムを『真実』という名前にしたのだろうか。どうでもいいが、この作品の歌詞からは彼女のマゾっぷりがうかがえる。特にSingleにもなった『Fast As You Can』ではそれが顕著だ。


推薦者:hammer
| hammer | ディスクレビュー-洋楽F | 23:28 | comments(0) | - | - | - |
Tidal/FIONA APPLE 1996・米
今のそうだが19歳がデビューしたといえばその容姿もそうだが、サウンド全体にみずみずしさやフレッシュさであふれているというのが定説だが、彼女にいたっては例外である。容姿は別として、ミュージシャンとしての実力と世の中を達観している視線から若干19歳でデビューしたとは思えない。歌詞にしても言い方は若者らしい将来への希望だとか不安だとかそういったものはあまり感じられない。ただあるのは戦場である世の中を生きていくのだという一種の覚悟のようなものだと思う。1st Singleの『Criminal』では「わたしには武器が必要だ」歌っている。
彼女自身、学校でいじめ等に遭い登校拒否を繰り返したり、ドロップアウトを経験したりといった過去を持つ。人とコミュニケーションをうまくとれない、でも自分自身を表現するために、生きていくために彼女は音楽という手段を選んだのだろう。人一倍無口な分そのサウンドは激しく、人々の胸を打つ。

それにしてもこの作品はFIONAが19歳のときに発表されたが、それまでに書き溜めてきた曲ばかりだという。17歳より以前に書かれたものもあるのだとか。脱帽。


推薦者:hammer 
| hammer | ディスクレビュー-洋楽F | 22:52 | comments(0) | - | - | - |
Franz Ferdinand/FRANZ FERDINAND 2004・英
いや〜、限定盤を手に入れるために、かつてない努力を費やしました。予約していたアマゾンから「手に入りませんでした。」という冷徹なメールから始まり、HMV.UK、そしてアマゾンUK、アマゾンFR、よ〜やくアマゾンDEで入手・・・。本当疲れました。しかし、やはりこれだけ人気があるのはフランツ・フェルディナンドが間違いなく今年のイギリス、ニューカマー・バンドととして注目されていることを示している。デビュー・シングル、「Darts of pleasure」はNMEのシングル・オブ・ザ・ウィークに、プロモもかなりアート的(あるいは爆笑もの)で最高のバンドの幕開けだった。それ以来、バンドのライブ、セカンド・シングル「Take me out」は大絶賛。しまいにはNMEアウォードにノミネード、もうとんでもないバンドなのである。そして待ちに待ったデビュー・アルバム、どうか。
正直言って、凄い。ハマる。踊りたくなる。四人全員が各パートで光っている。ガレージじゃない。ダンスだ!踊るための音楽だ!クラブ、ディスコ、パブ、カフェ、どこでも踊れる。シンプルなサウンド、歌詞、誰でもすぐに口ずさめるポップな楽曲。たまらない。 ハイプ!?演奏下手!?録音状況悪い!?そんなこと関係ない。これがロックだ!NYロックへのイギリス、スコットランドからの回答だ。今年は彼らを聞かなきゃ始まりません。 限定のライブ盤、すっごく下手です。でも聞いてて楽しい。良いおまけです。

推薦者:めぐめぐ氏
| hammer | ディスクレビュー-洋楽F | 23:12 | comments(0) | - | - | - |
Casually Dressed and Deep In Conversation/FUNERAL FOR A FRIEND 2003・米
サーズディやユーズドといったアメリカのスクリーモ・バンドの活躍は今、イギリスの新たなロック・バンドたちに大きな影響を及ぼしている。このフィネラル・フォー・ア・フレンドもその影響下にあるバンドといっていい。 

スクリーモというのはエモ、スクリームという単語を合成させた造語であるが、まさに「スクリーモ」としか表せないバンドが今、増えている。今や「NME」が売れず「ケラング」が売り上げを伸ばすイギリスにおいて、この「スクリーモ現象」は来るべきものだったかもしれない。

このバンドも分厚いメタリックなギター・サウンドとボーカルのキレた叫び声が特徴的だ。とにかく、レーザーライトやリバティーンズなどのスリムなパンク・バンドたちとはまったく反対、マッチョでごっついサウンドだ。前者に耳が慣れてしまっている人にとっては結構とっつき難いと思う(私もそうだった)しかし、これから彼らがブリット・ロックを支えていくことは間違いない。そういう意味でこのアルバムは「入門編」として良いと思う。またこのバンドが気に入った方にはBiffy Clyro、This Girlがお薦めできる。


推薦者:めぐめぐ氏
| hammer | ディスクレビュー-洋楽F | 15:47 | comments(0) | - | - | - |
Danse Macabre-Remix/THE FAINT 2003・米
NYガレージと言ったら誰が思い浮かぶだろうか。ストロークス、レディオ4、ラプチュアー・・・。おそらくそのシーンで最も玄人であり、「エレクトリック・ガレージ」を巧みに操っているのはフェイントだろう。雑誌では多数紹介されながら未だ国内盤が出ないが、今、サード・アルバムとなるこの作品、そしてリミックス盤でキャリアの最高頂に達している。
彼らはもともとギター・サウンドをメインにおいていたらしいのだが、セカンド以降、シンセサイザーを多用した、ちょっとばかしインダストリアル・テイストのある楽曲を発表するようになった。鋭いエレクトリック・サウンドの間を眠たそうなボーカルが通り抜けたかと思えば、ポップでダンサブルなサウンドが押し寄せてくる。リミックス盤では、サード・アルバムの楽曲一つ一つを違う人間がリミックスを手がけていて面白い。というか、サード発表から一年以上も経ってから、発表すること自体、フェイントだからできることである。NMEでも破格の得点をゲットした両アルバム。NYガレージが好きな人はぜひ聞いて欲しい。


推薦者:めぐめぐ氏
| hammer | ディスクレビュー-洋楽F | 16:45 | comments(0) | - | - | - |